ruoshin
ユーモアの話 スヌーピー
子どもは1日300回笑うと言う。
大人になった私たちは、
1日に何回、心から笑っているだろう。
スヌーピーは言う。
気が滅入るだって?
きみの生活にはユーモアが足りないのかも。
そっか。笑い飛ばしちゃえばいいんだ。
大人だってみんな
昔は子どもだったのだから。
ruoshin
ユーモアの話 スヌーピー
子どもは1日300回笑うと言う。
大人になった私たちは、
1日に何回、心から笑っているだろう。
スヌーピーは言う。
気が滅入るだって?
きみの生活にはユーモアが足りないのかも。
そっか。笑い飛ばしちゃえばいいんだ。
大人だってみんな
昔は子どもだったのだから。
ユーモアの話 星野源と「ようこちゃん」
俳優・歌手など、マルチに活躍するアーティスト、星野源。
彼には、自分のことを「ようこちゃん」と
名前で呼ばせる母親がいる。
星野が子どもの時。
「源、助けて!」という声を聴き、星野が風呂場に駆けつけると、
「排水溝に、吸い込まれるー!」
湯船の中で「ようこちゃん」が、迫真の演技。
パニックになった星野が、泣きじゃくりながら助けようとすると、
「どうも、ありがとうございます」と、
「ようこちゃん」は息子に敬語で、お礼を言った。
なぜあんなことをして、自分で遊んでいたのか?
星野が尋ねると、「ようこちゃん」はこう答えた。
だって、学校行って帰ってくるたびに
源の顔が暗くなっていくんだもん。
それを無理に頑張れって言うのも嫌だし、
だからせめて家の中だけは
楽しくいてもらおうと思って、いろいろしたの。
それを聞いて、星野は思う。
私は、遊ばれていたのではなく、遊んでもらっていたのだ。
ユーモアも、感謝も。
毎日のできごとを、ひとつ大きな視点からとらえなおす、
いとおしい、方法。
k14
ユーモアの話 加藤千恵
泣きたいと 思っているのに 電話とか
宅配便に ジャマされている
加藤千恵。
高校生歌人としてデビューして以来、
日常の心の揺らぎや、それが転じたユーモアを、
ありのままに謡い、短歌界に新しい風を吹かせる。
まっピンクの カバンを持って 走ってる
楽しいほうが あたしの道だ
そんな自由なコトダマに
きょうもだれかがニヤリとなる。
ユーモアの話 長新太のユーモア
たくさんのユーモアを描いた絵本作家、長新太。
彼の死後に出版された絵本「プアー」は、
息を吸うとしっぽと耳と鼻が膨らんで、「スー」と息を吐くと元に戻る犬の物語。
プアー
スー
もとに もどったよ ワン
深呼吸するみたいに、たまには力の抜けたユーモアを。
noriqnub
五味太郎とは1
絵本作家、五味太郎さんは
400冊を超える絵本を世に出している。
正確な数字がわからないのは、
数えるのをやめてしまったからだ。
本人曰く、絵本をつくるのはカンタン。
もちろんそれには彼なりの理屈がある。
生まれつき得意なことをやるのは楽。
楽しくやっていると、だいたいうまくゆく。
とてもわかりやすい、人生のルール。
絵本作家、五味太郎さんは
若いときに、いろいろな仕事を経験した。
浴衣カタログのモデル。
運送会社の運転手。
建設現場の交通整理。
どの職業もそれなりに楽しかったけど、
彼には向いていなかった。
もちろん理屈は一緒だ。
楽しくやっているつもりでは、だんだん辛くなる。
自分に嘘をついて頑張っても、得られるものは少ない。
osanpo
五味太郎とは3
絵本作家の五味太郎さんは
絵について、こんな考えを持っている。
絵に描くしか方法がないと思う場合に絵を描けばいい。
つまり、絵でしか表せないことを絵で描き、
絵なら表せることを描く。
だから火の用心のポスターに、絵はいらない。
「火の用心」というコピーがすべてを表現しているから。
絵が、言い訳をするかのように
ちょこんと紙の上に載っている。
そんな姿を、彼はミジメだと言う。
Misato
五味太郎とは4
絵本作家の五味太郎さんは、
もともと絵に興味があるわけではなかった。
高校生のときにカントリーソングのバンドを組み、
コンサートのポスターを描いてみた。
友達の家の障子に、歌舞伎の絵を描いた。
学園祭のポスターも引き受けた。
油絵も始めてみた。
絵は得意だし、好きになってきた。
それでも将来、絵描きになるとは思わなかった。
美大を受験するが、どうも勝手が違う。
デザインの専門学校を見つけ、そのあと広告プロダクションに所属。
クライアントの要望に沿うものを作ることが苦痛になってきた。
そして絵本に辿り着いた。
本が好きで、絵や文章の世界が好き。
イラストもデザインも好き。
絵本は、彼の気持ちを全て受け入れてくれた。
ひでわく
五味太郎とは5
絵本作家、五味太郎さんの代表作「きんぎょがにげた」。
この本をつくるとき、最初に浮かんだのは
「きんぎょがにげた」というフレーズだけ。
それから先は、金魚と相談しながら描いたそうだ。
「どこに逃げる?」
「ちょっとあそこに行きましょうか」
「どれどれ」
金魚はいろんなところに逃げたがり、
気がつくと残りは2ページしかない、という状態。
ストーリーは、つくるものではなく、
勝手にできてしまうもの、なのだ。
@Doug88888
五味太郎とは6
「いったい、どうなっちゃうんでしょう」
絵本作家、五味太郎さんは、ピンチになると
いつもこう思うそうだ。
彼の人生には、いろいろトラブルがあった。
誰かに嫌味を言われて絡まれたり、
怖い人が突然やってきたり。
国税局とか病気も然り。
「いったい、どうなっちゃうんでしょう」
ピンチになっても動じない。
頭の中では、絵本のように愉快なストーリーが
描かれていくそうだ。
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