藤本宗将 13年3月16日放送
導く言葉 イビチャ・オシム監督
かつてJリーグでジェフユナイテッド千葉を率い、
日本代表監督も務めたイビチャ・オシム。
彼のめざしたスタイルをひとことで言えば、「走るサッカー」。
試合でも、練習でも、とにかく選手を走らせる。
走ったぶんだけ彼の率いるチームは確実に強くなっていった。
とはいえ長いシーズンを闘うためには、
身体を休めることも必要だ。
あるとき選手たちに二日間の休みを与えることになったが、
そんなときでさえオシムはこう言った。
「忘れないでもらいたい。休みから学ぶものはない」
走っていないときも、プレーのことを考えつづけよ。
プロならば、すべてをサッカーに捧げよ。
それがオシムの考えだった。