大友美有紀 13年4月7日放送


よっちん
「自由律俳句・尾崎放哉」一人

 咳をしても一人

寂しい句である。けれど、あっけらかんとしている。
作者は尾崎放哉。自由律俳句を極めた表現者。
東京帝国大学卒業、生命保険会社勤務。
エリートサラリーマンだった。
束縛された人生を嫌い会社を辞め、妻と別れ、
自由を求め、寺男となり、一人きりであることを望んだ。

 たった一人になり切って夕空

4月7日は放哉忌。

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