渋谷三紀 13年6月22日放送
okinawa soba
夫婦の話(ジューンブライド)
ジューンブライド。
六月の花嫁は幸せになるという欧米の言い伝えが
日本に入ってきたのは、終戦後間もなく。
しかし、日本の六月は梅雨の真っただ中。
雨も湿気も多い季節に
わざわざ式を挙げるカップルは少なかった。
ときは昭和40年代。
落ちこむ梅雨時期の売り上げアップを狙い、
ジューンブライドに目をつけたのは、
ホテルの支配人たち。
「六月の花嫁は幸せになりますよ。」と
ロマンティックな宣伝をはじめた。
とき同じくして開催された、大阪万博。
日本中に冷房が普及するタイミングで、
ジューンブライドは飛躍的に広まったという。
ジューンブライド。
今日もどこかで新しい幸せが生まれている