蛭田瑞穂 13年7月13日放送
ワールドカップ第1回大会④
1924年のパリ・オリンピックで、
ヨーロッパの人々は初めてウルグアイ代表チームの
サッカーを目の当たりにした。
リズムとスピードにあふれるウルグアイの
サッカーは、ロングボールを放り込む
ヨーロッパの単調なサッカーを翻弄した。
フランスの作家アンリ・ド・モンテルランは
その驚きをこう記している。
これこそ真実のサッカーだ。
これにくらべたら僕らのサッカーは
学校のひまつぶしでしかない。
その6年後に第1回目のワールドカップが
南米の小国ウルグアイで開催されることになるが、
サッカーのレベルを考えれば、
それも当然のことであった。