「七夕」夏の大三角
きょうは、七夕。
中国で7月7日に牽牛と織女が会う日とされていたのは、
天の川をはさんで、ひときわ輝く二つの星があることが
広く知られていたからだという。
日本で、おり姫、ひこ星と呼ばれる星の名は、
こと座の一等星・ベガと、わし座の一等星・アルタイル。
この二つの星は、伝説と違って、実際には移動したりしない。
江戸時代には、たらいに水を張って二つの星を映し、
水面を揺らして星たちが出会うようにする行事があった
ベガとアルタイルの間は、14.4光年ほど離れている。
光の速さで天の川を渡っていっても、
14年半もかかることになる。
一年に一度会うのは、現実では不可能だ。
今夜、あなたの空が晴れていれば、
ちょうど今頃、午後9時前後に
東の空を見上げてほしい。
ベガとアルタイルが輝いていることでしょう。
この2つの星に白鳥座のデネブを加えると夏の大三角となる。
探してみてください。