佐藤理人 13年8月10日放送
ルーブル美術館②「フランソワ1世」
フランス・ルネサンスの父
と呼ばれ、
レオナルド・ダ・ヴィンチのパトロン
としても知られる、
16世紀のフランス王フランソワ1世。
彼は、
国王の権力は
神から授けられたものである
という王権神授説に基づき、
自分が住むルーブル城も
権力の象徴でなければならない
と考えた。
1546年、城を宮殿に改築するよう
建築家ピエール・レスコに命じるが、
完成を待たずに翌年急逝してしまう。
宮殿は完成後、
ローマ神話を題材としたたくさんの彫刻と、
彼自身が集めた厖大な美術品で飾られた。
その中にはあの
モナ・リザ
も含まれていた。