茂木彩海 13年8月18日放送



山のはなし 梅原龍三郎

日本美術界の重鎮。梅原龍三郎。

彼が描いた富士山を見ると、
ただならぬ存在感に思わず後ずさりしそうになる。

紫の山肌、緑の空、赤い雲。
そこには愛が無ければ描けない、山の頑固さと豪快さが描かれている。

そんな彼が富士山を描く時につぶやいた言葉。

 富士はでっかいからはね返されるが、いつかねじ伏せてやる。

キャンバスに描かれているのは絵ではない。
言葉にならない、梅原と富士山との愛ある戦いなのだ。

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