三島邦彦 13年9月8日放送


University of Salford
変えようとする人たち ムハマド・ユヌス

すべての社会起業家にとっての憧れであり心の支え。
グラミン銀行総裁、ムハマド・ユヌス博士。
27ドルのポケットマネーを42人の農民に貸した彼の行動はやがて、
1000万人に及ぶ人々の希望や未来を支える、世界最大の少額融資事業となった。

無私無欲のビジネス。ユヌス博士はそれをソーシャルビジネスと呼ぶ。
ノーベル平和賞を受賞後、2009年に来日した博士は、日本の若者たちにこう語った。

人間は金を生みだす機械ではありません。
人間は世界を変えることができるのです。

貧困を生まない新しい資本主義を作る。
その遥かな目標に向け、ユヌス博士のソーシャルビジネスは、
世界を少しずつ変えようとしている。

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