史上初の機械式計算機を発明したのは、
「人間は考える葦である」という
言葉で有名なブレーズ・パスカル。
パスカルの父親は徴税官だったため、
若い頃のパスカルは父の仕事を手伝って
税金の計算をしていた。
当時のフランスの貨幣単位は
12進法と20進法が混在しており、
その計算はおそろしく厄介だった。
そこで19歳のパスカルは、
歯車を使った計算機を開発する。
残念ながらパスカルの計算機が
普及することはなかったが、
その基本原理はのちにライプニッツの
計算機に受け継がれた。
史上初の機械式計算機を発明したのは、
「人間は考える葦である」という
言葉で有名なブレーズ・パスカル。
パスカルの父親は徴税官だったため、
若い頃のパスカルは父の仕事を手伝って
税金の計算をしていた。
当時のフランスの貨幣単位は
12進法と20進法が混在しており、
その計算はおそろしく厄介だった。
そこで19歳のパスカルは、
歯車を使った計算機を開発する。
残念ながらパスカルの計算機が
普及することはなかったが、
その基本原理はのちにライプニッツの
計算機に受け継がれた。
コンピュータの歴史②
19世紀のイギリスの数学者、
チャールズ・バベッジは「コンピュータの父」
といわれる。
バベッジは歯車を回すだけで
計算から印刷までができる計算機を考案した。
これがアーキテクチャとしての
世界で最初のコンピュータと言われる。
さらにバベッジは「解析機関」と呼ばれる
新しい構造を持つ計算機を開発した。
この計算機によって四則演算が初めて可能になり、
同時に「プログラミング」という、
現在のコンピュータに続く概念が誕生した。
コンピュータの歴史③
近代コンピュータの歴史は、
1946年に開発された「ENIAC」から
始まると言われている。
開発の中心人物はペンシルバニア大学の
ジョン・モークリ―とジョン・エッカート。
「ENIAC」に使用された真空管は18000個以上。
重量は30トンもある巨大なマシンだった。
1秒間に5000回の加算、減算が可能で、
その速度は従来の計算機の1000倍もあった。
膨大な量の計算が可能だったが、
その分電力消費も膨大で、「ENIAC」作動中は
近郊の都市の灯りが暗くなったという。
コンピュータの歴史④
コンピュータの発展に多大な影響を及ぼした
もののひとつにトランジスタがある。
トランジスタを発明したのは
アメリカのベル研究所。ジョン・バーディーン、
ウォルター・ブラッテン、ウィリアム・ショクリーの
3人の研究員が中心となって開発された。
トランジスタを初めて採用したコンピュータは
IBMが1958年に製作した「IBM7070」。
トランジスタの導入でコンピュータは
小型化と高速化が進み、
電力消費を抑えることにも成功した。
トランジスタを開発した3人の研究者は、
のちにノーベル物理学賞を受賞している。
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