大友美有紀 13年11月3日放送
diversita
「文具の日」モレスキン
11月3日は文化の日であり、
文具の日でもある。
世界的に有名なノート、モレスキン。
その原型は、フランスの小さな製本業者が作ったもの。
ピカソ、ゴッホ、ヘミングウェイ、
世界中の芸術家がパリを訪れ購入した。
でも、家族経営のその製本業者は倒産してしまった。
丸い角を持つ黒のシンプルな長方形、ノートを束ねるゴムバンド、
そして内側のマチ付きポケット。
伝統を継承し甦らせたのは、イタリアの出版社。
ブランドを旗揚げしたのはマリア・セレゴンディ。
ブランドには「物語」があることが重要です
そして、持っている「モノ」が、その人の個性を規定し、
情緒的な面を詰め込む存在になる。
モレスキンに、自分の物語を表現する。個性を詰め込む。
使う人それぞれの芸術が開花する文房具だ。