野茂英雄①
1995年、野茂英雄がロサンゼルス・ドジャースで
メジャーリーグデビューをした時、
正捕手を務めていたのが、マイク・ピアッツァだった。
メジャーリーグ史上最も攻撃力に溢れた捕手
とも賞賛されるピアッツァは、
1995年には打率3割4分6厘、32本塁打を記録し、
打者としても新人の野茂を援護をした。
野茂がピンチになる度に、ピアッツァはマウンドに
駆け寄り日本語で声をかけた。
ノモ、シューチュー
「野茂、集中しろ」。
優れた投手と捕手は、短い言葉で
心をひとつにすることができる。
野茂とピアッツァがそれを教えてくれた。