OLという言葉
モダンガールに、サラリーガール。
ゴルフ場で働けば、ゴルフガール。
ガソリンスタンドなら、ガソリンガール。
大正から昭和にかけて、
働く女性は「ガール」と呼ばれていた。
OLという言葉がこの世に登場したのは、
東京オリンピックの前年、1963年11月25日。
当時、働く女性はBG‐ビジネスガールと呼ばれていた。
これは和製英語で、直訳すると商売女となってしまう。
このままでは、オリンピックで訪れる欧米人の誤解を招く。
そこで、櫻井秀勲(さくらい ひでのり)が編集長を勤める婦人画報で
新しい呼び方が募集された。
そこから選ばれたのが、
オフィスレディ―、OLだった。
OLという言葉が登場して半世紀。
働く女性たちの姿は大きく変化している。
次の東京オリンピックが開催される頃、
彼女たちはなんと呼ばれているのだろう。