2013 年 12 月 21 日 のアーカイブ

佐藤理人 13年12月21日放送



SLJ①「エディ」

史上最高の興行収入をあげて
ギネスブックに載った
ハリウッドスターは誰だと思う?

トム・クルーズ?ブラッド・ピット?
正解はサミュエル・L・ジャクソン。

今日で65歳になる彼の芸風は広い。
超大作はもちろん、
B級バイオレンスや文芸作品、
アニメの声優までなんでもござれだ。

エディ・マーフィーの主演映画
「ショウタイム」には、

 サミュエル・L・ジャクソンは
 42歳でブレイクしたんだぜ!

というセリフがある。

これは昔自分が主演した映画
「星の王子ニューヨークへ行く」で
チョイ役を演じたサミュエルが、
今や自分より高いギャラをとっている
というジョークだ。

彼の貪欲さの裏には30代を無名で過ごした
悔しさがあるのかもしれない。

遅咲きの花は、まだ満開ではなさそうだ。

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佐藤理人 13年12月21日放送


y.caradec
SLJ②「カンヌ」

俳優サミュエル・L・ジャクソンが
ブレイクしたのは42歳のとき。

きっかけは大学の後輩
スパイク・リーがメガホンをとった

 「ジャングル・フィーバー」

母親の家具を売ってまでドラッグを買う
麻薬中毒者を演じたサミュエルは、
カンヌ映画祭で助演男優賞を受賞した。

実はカンヌに助演男優賞は存在しない。
彼の演技が素晴らしすぎたため、
特別に作られたのだ。

 何故俺が麻薬をやるかって?
 ジャンキーだからさ。

家族に責められても、
平然と言い放つサミュエル。
彼に役作りは必要なかった。
売れなかった80年代、
実際にコカイン中毒だったからだ。

役とは異なり、
麻薬を断ったサミュエルは、
スターへの道を歩き始めた。

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佐藤理人 13年12月21日放送


gavinbloys
SLJ③「千葉」

冷酷な殺し屋やジェダイマスターなど、
強い男を数多く演じてきた、
俳優サミュエル・L・ジャクソン。

彼が演じるタフガイはすべて、
ある日本人をモデルにしている。

 千葉真一

スタントを使わないスターの元祖であり、

 ブルース・リーを超えた

とまで言われた彼のアクションに、
サミュエルはずっと夢中だった。

2012年の大ヒット作「アヴェンジャーズ」で
アメコミヒーローの指揮官を演じたサミュエル。

ニック・フューリーという
左目に眼帯をはめたキャラクターは、
千葉の代表作「柳生十兵衛」へのオマージュだ。

初めて千葉に会ったとき、
サミュエルは緊張のあまり、

 サインをください

と直立不動で頼んだという。

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佐藤理人 13年12月21日放送



SLJ④「MF」

弱点のない人はいない。

ハンバーガーを食べ
ミルクシェイクを飲むだけで
観客を震え上がらせる俳優、
サミュエル・L・ジャクソンだって
それは例外じゃない。

彼の弱点は、

 吃音

俳優にとってうまく話せないことは致命傷だ。

 Gの日もあれば、Pの日、Bの日、
 そしてSの日もあるんだ。

特定のアルファベットで始まる単語が
日によって発音できなくなるのだ。

彼が吃音を克服し、人気俳優になれた理由。
それはある「お気に入りの言葉」を見つけたこと。
その言葉を何度も口に出すうちに、
他の言葉もスムーズに話せるようになったという。

え? その言葉は何かって?
それはラジオじゃ言えません。

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