佐藤延夫 14年1月4日放送



棟方志功の年賀状

20世紀を代表する芸術家、棟方志功。

昭和30年、サンパウロ・ビエンナーレで
版画部門の最高賞を受賞し、
世界の棟方という地位を確立した。

そんな彼の年賀状が残っている。
鮮やかな朱刷(しゅずり)の版画には、
大きな打ち出の小槌が描かれ、
杉並区荻窪、と住所まで丁寧に彫られている。

手紙魔と言われるほどの手紙好き。
年賀状の版画を彫るときも、
嬉々として机に向かっていたのだろう。

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