大友美有紀 14年1月5日放送
「ぐりとぐら」手ながうさぎ。
絵本「ぐりとぐら」には、多くの動物が登場する。
こぶた、ぞう、おおかみ、ねこ、白うさぎ。
そのなかでも、いっとう変わっているのは、くるりくら。
エイプリル・フールの日にぐうぜん出会った、
手ながうさぎ。
待ちあぐねた春がやっと来ました。
お日様の下に行って
長い間寒さに ちぢこまっていた手や足を
思いきりのばしたら・・
手がどんどんのびて、
力いっぱい「うーん」とのばした分だけ
長くなったのです。
保母でもあり、母でもあった中川は。
冬、幼い子に朝晩着替えさせ、
お風呂、トイレ、外出の身支度と
一日中脱がせたり着せたり。
この着せ替え作業から解放されたい。
大人も子どもも身軽になりたい、
切実な願望から、くるりくらは生まれた。