奥村広乃 14年2月9日放送



東京駅

いまから100年前。
東京駅の開業式典の冒頭で
ときの首相大隈重信は
招待客1,500人余りを前にこう述べた。

「物はすべて中心を欠くべからず。
あたかも太陽が八方に光を放つがごとく、
鉄道も光線のごとく四通八達せざるべからず」

東京駅を太陽に。
そしてそこから延びる線路を
太陽の光に例えたこの言葉。

100年もむかしに大隈は
いまの東京を
思い描いていたのだろうか。

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