村山覚 14年2月23日放送



松尾芭蕉

 霧しぐれ 富士を見ぬ日ぞ面白き

松尾芭蕉41歳。
江戸から故郷の伊賀上野に向かう途中に

詠んだ句である。
深い霧で富士山が見られなかったが

それを「面白い」と表現している。



10年後、芭蕉は再び箱根を越えた。

その時は見事な五月晴れだったようだ。

 目にかかる 時やことさら 五月富士

見える日も、見えない日も、富士山には格別の趣がある。

タグ:

«    »

topへ

コメントをどうぞ

CAPTCHA



login