礒部建多 14年3月2日放送
NASA’s Marshall Space Flight Center
宇宙への試験
「驚きの連続だった。
地球が足元で回っており、息をのんだ。」
夢が叶った瞬間の興奮を、
野口聡一は宇宙から、こう語った。
小学生の頃から「宇宙飛行士」を
夢に見続けた野口だが、
大学受験では浪人を経験。
第一志望の会社にも入れなかったが
回り道をしながらも夢を諦めなかった。
転機が訪れたのは1996年。
JAXAによる、宇宙飛行士の公募だった。
野口は、長年の夢に全てをかけて
倍率572倍の狭き門を見事突破。
31歳の時だった。
「夢の実現は、夢じゃない。」
そう語る野口の姿に
勇気をもらった人は、星の数ほどいる。