ercolemarchi
からだの話 ピナ・バウシュの問い
ドイツの前衛的な女性舞踏家、
ピナ・バウシュ。
彼女は若いダンサーたちの指導に当たる時
つねにこう問い続けた。
あなたは、誰ですか?
自分の存在を、身体だけで表現する。
その厳しい問いかけは、彼女が亡き今も、
舞台の上で生き続けている。
ercolemarchi
からだの話 ピナ・バウシュの問い
ドイツの前衛的な女性舞踏家、
ピナ・バウシュ。
彼女は若いダンサーたちの指導に当たる時
つねにこう問い続けた。
あなたは、誰ですか?
自分の存在を、身体だけで表現する。
その厳しい問いかけは、彼女が亡き今も、
舞台の上で生き続けている。
komehachi888
からだの話 よしもとばななの健康
作家、よしもとばなな。
小さいときから体が弱かった彼女が、
健康について対談した時にこんな話がでた。
風邪をひく勇気がないと健康じゃない。
病気をしても、大丈夫だってどこかで思える、
そういう魂そのものが健康なんじゃないか。
大人になり、いつの間にか、
「よしもとさんは、健康そうですね」と
周りから言われるようになったという。
きっと彼女の中では、
からだと心の歯車がぴたっと合って
ゆっくりでも、きちんと、今日も動いている。
InfoMofo
からだの話 池谷裕二
こんな実験がある。
一人には、お箸を横にした状態のままくわえてもらい、
もう一人には、お箸を縦にした状態のまま唇ではさんでもらう。
そのまま同じマンガを読んでもらい、その面白さを点数で評価してもらうのだ。
結果、高得点を出したのは、お箸を横にしてくわえた人のほう。
これは、口を横に開くという笑顔に似た状態を、
からだのほうに強制的につくることで
それを脳が「マンガは面白い」と勘違いしてしまうからだという。
最新の脳科学をわかりやすく書籍にし、
講義活動を行っている脳科学者の池谷(いけがや)裕二は言う。
脳はからだに引っ張られる形で活性化される。
人間は脳から変わらない。からだからしか変えられないと私は考えます。
脳みそでじっと考えるより、からだを動かして感じるままに。
正直に生活してみると
探していた答えが、案外簡単に見つかるのかもしれない。
Matthew
からだの話 マイケル・ジョーダン
バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンは
試合開始早々、何本かシュートをはずしても、
ことさらに、気にしたりはしなかった。
「よし、リズムはつかめているぞ。これからだ。」
からだにそう言い聞かせて、プレーを続けていたという。
意志の力で、からだはきっと、いい方に動く。
【丹尼斯®】
からだの話 谷川俊太郎
だれかにやさしい言葉をかけてもらうと、
肩の力がふっと抜けたり、
からだがあたたかくなる感覚がある。
人のからだは、
毎日いろんな言葉をきいて
その波動を感じているのだろう。
詩人、谷川俊太郎は、
「さようなら」という詩の中で
寿命をまっとうする時の
からだへの想いをこう綴る。
心臓さんよ どきどきはらはら迷惑かけたな
脳髄さんよ よしないことを考えさせた
みんなみんな悪く思うな
君らあっての私だったのだから
迷惑かけたな よしないことを考えさせた…
心当たりのある言葉たちが、
胸にぎゅんぎゅんしみこんでいく。
いま、こうしている瞬間も、
愚痴のひとつもこぼさずに
ただもくもくと働きつづけてくれている
自分のからだに、感謝したい。
org
からだの話 がばいばあちゃん
芸人、島田洋七を育てたことで知られる、
佐賀のがばいばあちゃん。
食べるものにも事欠くほどの極貧生活を
底抜けに明るくたくましく生きた彼女の言葉は、
笑っちゃうほど豪快だった。
あるとき、洋七が38度を超える熱で
うんうんうなっていると、
「よし、大丈夫。お前なら40度は出せる」
と言って励ました。
丈夫に大をつけて、大丈夫。
がばいばあちゃんの「大丈夫」は、きっと
どんな薬よりも、からだと心に効く。
Roberto_Ventre
からだの話 國母和宏
現在、アメリカで活躍するスノーボーダー、國母和宏。
体の動きから自然に生まれたスタイルを生かす彼の滑りは、
誰にも真似できないという。
スノーボードにどっぷり浸かって消えていきたい。
からだを信じれば、人生はシンプルに強くなる。
naoyafujii
からだの話 三浦知良
47歳になる今も、Jリーグ・横浜FCで
現役でプレーを続ける、
「キング・カズ」こと三浦知良。
今までに培った経験とテクニックに
磨きをかけることはもちろん、
年を重ねるにつれ、
より質の高いトレーニングを追求してきたという。
さぞかし、自らの体を慎重に気遣って
プレーを続けているのだろうと思いきや、
必ずしも、そうではないようだ。
カズは言う。
僕は基本的に、日常生活ができるなら、
試合にも出られると思ってる。
それでケガが悪化したこともあるし、
ベストの状態でなければ、
チームに迷惑をかけるという意見もあるだろう。
でも100%治るまで休んでいたら、
いつまでかかるか分からない。
この年齢で1ヶ月も2ヶ月も休んだら、
選手生命も終わってしまうしね。
選手を長く続けるために、あえて体に負荷をかける。
挑み続ける者にしかわからない境地が、ここにある。
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