伊藤健一郎 14年3月23日放送
The Rolling Stones ミックとキース
ロックンロールバンド、ローリング・ストーンズ。
ボーカリストのミック・ジャガーと、ギタリストのキース・リチャーズには、
ふたつの出会いがある。
ひとつ目の出会いは、互いが5歳か、そのくらいのとき。
公園の砂場で、ミックとキースは出会う。すぐに打ち解けた二人。
けれど、キースの引越しをきっかけに疎遠になってしまう。
それから10年以上の月日が流れ、二人はもういちど出会う。
電車の中でのことだった。お互い学校へ向かう途中。
ミックは、当時キースが夢中だったバンドのレコードを抱えていた。
そのときの出会いを、キースはこう語る。
俺の家に来いよって誘ったんだ。
やつが持ってたレコードを聴いてしびれたね。
二人ともまだロンドンの端っこにあるダートフォードに住んでいて、
俺はまだアートスクールに通ってた頃さ…
それから50年以上経った今なお、
二人のロックンロールは鳴り止まない。