薄景子 14年5月18日放送
学びの話2 ホイットマン
問題の渦中にいるときは
なかなかそうは思えないのだが。
悩み苦しんだことは、時がくるとたいてい、
あの時があったから今があるのだと
自然と思えてくるから不思議である。
アメリカの詩人、ホイットマンは言う。
寒さにふるえた者ほど、太陽の暖かさを感じる。
人生の悩みをくぐった者ほど、生命の尊さを知る。
すべての経験は、
あたりまえの日々に感謝するための
学びの時間。
そして、その人生に必要な学びは、
一生を終えるその日まで、
果てしなく続く。