藤本宗将 14年5月25日放送
伊達政宗と水健康法
東北の独眼竜として知られる武将、伊達政宗。
彼が生きたのは戦が続き、
いつ命を落としても不思議ではないような時代。
しかも幼い頃に病気で片目を失った彼が
健康の大切さを身にしみて感じていたことは想像に難くない。
残された記録によれば、
正宗はいくつもの健康法を実践していたらしい。
そのひとつが、「水分補給」。
つねに大きな茶碗を手元に置き、
こまめに水を飲むようにしていたという。
確かに現在から見ても理にかなった健康法だ。
さらに「行水」の習慣もあった。
冬の厳しい東北にもかかわらず、
正宗は四季を通して朝の水浴びをしたという。
こんな健康法が効いたのかどうか。
天下取りの夢は果たせなかったが、
政宗は戦国の世を最後まで生き抜いた。