小野麻利江 14年6月8日放送
家のはなし 伴美里の部屋の中
アーティストの伴美里(ばん みさと)が
自分の部屋を見渡した時、
そこは、彼女が年月をかけてつくりあげた
「世界の箱庭」になっていた。
「ミラーワーク」という刺繍がほどこされた
インドのキーホルダー。
バリ島で買った「バティック」という、
ろうけつ染めのスカーフ。
ベルギーはアントワープで見つけて
「文化遺産」という呼び名をつけた
大きめのカフェオレボウルに、
イギリス湖水地方、
ウィンダミアの山から持ちかえった石ころが
あったかと思えば、
プラグの周りは、いろんな国の電化製品が共存して
大変なことになっている。
自分の部屋にある思い入れの深いものをスケッチし、
それぞれにまつわるエピソードを添えた伴美里。
彼女のドローイングブック
『100 Things in My Room』の中には、
そんな「家あそび」の極意がぎっしりと詰まっている。
雨続きで、外に出られない。
そんな日は、お家の中を旅するチャンスかもしれません。