伊藤健一郎 14年7月26日放送
アツい人・野茂英雄
もっと見たい!と、
活躍を望まれるなかで引退する。
スポーツ界には、そんな「引き際の美学」があるという。
けれど、野球選手、野茂英雄が貫いたのは、
それとは真逆のものだった。
「花があるうちに辞めるんじゃなくて、
落ちぶれてボロボロになっても、投げ続けようと決めました」
メジャーリーグからマイナーリーグに降格しても、
ベネズエラリーグでプレイすることになっても、
決して曲げなかった、野茂英雄の「引かない美学」。
引退会見で彼の口をついて出たのは、
「悔いが残る」という一言だった。