2014 年 9 月 6 日 のアーカイブ

佐藤延夫 14年9月6日放送

140906-01
Kaiser Acore
ウォーレン・バフェットの教え1

アメリカの投資家、ウォーレン・バフェット。

証券会社を営んでいた父の影響か、
投資への才能は、小さなころから芽生えていた。
6歳のときには、コーラ6本を25セントで仕入れ、
1本5セントで売った。
中学生になると、新聞配達を始める。
といっても、汗水流して走り回るわけではない。
50人の子供を集め、時給50セントで雇い、事業として経営した。
そして高校を卒業するころには、1万ドルの資金ができた。

その少年はやがて、経営する投資会社の株価を
45年で82万%も上昇させ、天才と呼ばれるようになった。
ウォーレン・バフェットは言う。

 ゲームに勝つには、とにかく先手を取ることだ。

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佐藤延夫 14年9月6日放送

140906-02
chuckp
ウォーレン・バフェットの教え2

アメリカの投資家、ウォーレン・バフェット。

彼は偉大な投資家だが、倹約家でもある。
それなりの資産を手に入れたのに、
結婚してしばらく暮らしたのは、借家だった。
家族ができると一戸建てを購入したが、価格は3万1500ドル。
決して高い金額ではない。
しかしバフェットは考える。
この金額を複利で運用した場合、
10年後、20年後にはいくらになるか、ということを。
彼の、こんな言葉がある。

  「本当に私はこの散髪に30万ドルを費やしたいだろうか」

せいぜい300ドルの散髪代だって、
運用すればいつか、30万ドルになる可能性だってある。

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佐藤延夫 14年9月6日放送

140906-03
Boa-sorte&Careca
ウォーレン・バフェットの教え3

アメリカの投資家、ウォーレン・バフェット。

彼が投資の世界で成功できたのは、
幅広い業種の中で、
自分が理解できる分野とそうでない分野を
はっきり区別したからだ、と言われる。
たとえ人気のある銘柄でも、
自分の考えが及ばない分野であれば
一切、手を出さなかった。それは、
「よその連中のほうに有利なゲームではプレイしたくない」
という哲学。
彼の、こんな言葉がある。

  「ポーカーをやり始めて20分たっても、
   まだ誰がカモかわからない人は、自分がカモなのだ」

ただ世間を眺めていても、それは1ドルにもならない。

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佐藤延夫 14年9月6日放送

140906-04
Collinulness
ウォーレン・バフェットの教え4

アメリカの投資家、ウォーレン・バフェット。

彼が長年暮らすのは、ウォール街ではなく
生まれ故郷の、ネブラスカ州オマハという地方都市だ。
投資を生業にする人間が、ニューヨーク以外に住むのは
本来、あり得ないこと。
しかしバフェットは、変化をリスクと捉えた。
ウォール街は熱狂を生み、
ときにそれは、人から冷静な判断力を奪うと考えた。

情報や人の動きが少ない街で暮らす。
おかげで1日に8時間も10時間も本を読み、
思索にふけることができた。

「投資の世界では、好きな球が来るまでいつまでも待つことができる。
 そして野手が眠ってしまったのを見計らってから球を打つことができる」

これが彼の哲学だ。

Oracle of Omaha〜オマハの賢人と言われる理由が、よくわかる。

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