本人の証明 ヘンリー・フォールズ
それを証明する、
指紋。
指紋の世界的研究は東京・築地で始まった。
1873年、来日したスコットランドの医師
ヘンリー・フォールズは、
日本人が証文などに自分の指で
拇印を押す習慣に興味をもち、指紋の研究を開始。
集めた数千の指紋は、
すべて異なっていた。
たとえ削っても再生した。
大人に成長しても変わらないことがわかった。
フォールズは、英国の科学雑誌『ネイチャー』に
指紋による犯罪者の個人識別の可能性を発表。
その後、科学的犯罪捜査の方法として
世界中に普及した。