熊埜御堂由香 14年11月30日放送
spinster cardigan
美味のはなし 平松洋子の手
フードジャーナリストとして知られる平松洋子さん。
手にペンを握り、世界中を旅して食文化を伝えてきた。
平松さんが料理をするとき、
一番活躍するのは、やっぱり彼女自身の手だ。
手で食材を扱うことで、料理が美味しくなることを
よく知っていた。野菜や、豆腐や、肉も、包丁で形をそろえて切るよりも
割ったり、ちぎったり、握ったりして、食感を楽しめる工夫をこらす。
そんな彼女が、手で調理する喜びを1冊の本にした。
タイトルは、
世の中で一番おいしいのは
つまみ食いである。
台所での彼女の手は、とっても働き者で、
くいしんぼうなのである。