包容力
許して、受け入れる。
今日は国際寛容デー。
理想の恋人は?と聞かれ、
「包容力のある人」と答える女性は多い。
財津和夫の歌にこんな歌詞がある。
誰がぬぐうの 君の涙
誰が許すの 君のわがままを
弱い部分を受け入れて、
わがままを許せる。
包容力とは愛している証。
あばたもえくぼ。恋は盲目。
愛しい人のカワイイ欠点は、
カンタンに許せてしまうから不思議だ。
包容力
許して、受け入れる。
今日は国際寛容デー。
理想の恋人は?と聞かれ、
「包容力のある人」と答える女性は多い。
財津和夫の歌にこんな歌詞がある。
誰がぬぐうの 君の涙
誰が許すの 君のわがままを
弱い部分を受け入れて、
わがままを許せる。
包容力とは愛している証。
あばたもえくぼ。恋は盲目。
愛しい人のカワイイ欠点は、
カンタンに許せてしまうから不思議だ。
ガンディーの過去
許して、受け入れる。
今日は国際寛容デー。
非暴力、不服従によって
インド独立を成し遂げた、
マハトマ・ガンディー。
しかし小学生のころは、
掛け算を覚えられなかったり
ヒンドゥー教の教えをやぶって肉を食べたり、
タバコを買うために召使の財布から
お金を盗んだこともあった。
さまざまな過ちを犯す自分に絶望し、
自ら命を絶とうとしたこともある。
ガンディーはこんな言葉を残している。
自分自身の誤りは凸レンズをつけて見、
他人のそれは凹レンズをつけて見よ。
自分に厳しく、他人にやさしく。
それを実践するためには、
自分の弱さや過ちを認める
強い心が必要なのかもしれない。
Raoul Luoar
007の作り方①「スーツ」
「007」と他のアクション映画の決定的な違い。
それはスーツだ。
英国諜報部員ジェームズ・ボンドの
表の顔はエリート商社マン。
スーツの似合う男でなければならない。
初代ボンドを演じたショーン・コネリーは
スーツを着なれていなかったため、
監督から寝る時もスーツでいるよう命じられた。
セヴィルロウ、ブリオーニ、トム・フォード。
すべてオーダーメイドのクラシック。
ボンド映画は何十年間も観返されるため、
時代を超えて洒落て見えなければならない。
原作者イアン・フレミングは服に興味がなく、
擦り切れた安物のスーツばかり着ていたことは
あまり知られていない。
Pineapples101
007の作り方②「ガール」
ボンドガールの歴史は、
女性の進化の歴史でもある。
美しくグラマーなだけでなく、
知的でタフな自立した大人の女性。
1962年の初代ボンドガール、
ウルスラ・アンドレスから
彼女たちは時代を先取りしていた。
90年代末より、
ハル・ベリーやソフィー・マルソーなど
有名女優が起用されるようになると、
彼女たちは敵や味方として
さらにボンドを圧倒し始める。
しかし最もボンドを苦しめた女性といえば
この人しかいない。
史上最高齢の72歳で起用された
ジュディ・デンチ。
なんといっても彼女は
ダニエル・クレイグ演じる
6代目ボンドの上司「M」として、
彼を死ぬほどこき使うのだから。
007の作り方③「ソ連」
冷戦はすぐに終わる
「007」の脚本を書き始めた1959年、
原作者イアン・フレミングは、
諜報員だった自分の経験からそう考えた。
ジェームズ・ボンドの敵役として彼は
いかなる国家にも属さない
架空の秘密組織「スペクター」を作った。
しかし映画が公開された60年代、
冷戦はさらに激化。
ソ連が敵になるのに時間はかからなかった。
その最大の敵の崩壊から約四半世紀。
中東のテロリスト、南米の麻薬王、北朝鮮、
かつての仲間などさまざまな脅威が
ボンドの前に現れた。
冷酷で邪悪な手強い相手は何人もいた。
しかしイデオロギーという鎖に縛られた
悲しい敵はもうどこにもいない。
007の作り方④「ムーア」
007にならないか
1971年、ロジャー・ムーアの元に
3代目ジェームズ・ボンド役のオファーが来た。
2代目ボンド、ジョージ・レーゼンビーは一作で降板。
ショーン・コネリーの代役は
誰にも務まらないように思われた。
だが彼は受けた。
ローレンス・オリビエの後に
ハムレットを演じた俳優のことを思えば
大したことじゃない
役作りのヒントを彼は原作に求めた。
ボンドは殺しが好きではなかった
これだ。コネリーのボンドは冷酷な殺しのプロ。
なら自分は上品で優しいボンドになろう。
持ち前のルックスとユーモアを生かした
この作戦は大成功。
彼は歴代最多の7作で主演を務めた。
007の武器はたくさんある。
しかし彼を演じる俳優の武器は一つしかない。
ムーア曰く、それは
自分の個性
だそうだ。
お風呂① 杉滝
吉田松陰の母、杉滝。
嫁いだ先は、極貧の武家だったが、
そんな中でも、彼女は「毎日お風呂に入る」と宣言した。
義理の父から猛反対を受けながらも、
「貧しさのあまり心まで貧しくなってしまっては
どうしようもない。
温かい湯につかることで、心まで温もり、
翌日も頑張る意欲が生まれるはずだ」
と言いはり、お風呂に入り続けた。
滝は、子供たちを風呂に入れるのも大好きで、
吉田松陰が安政の大獄で処刑される前、
一日だけ帰宅を許された際にも、
松陰を風呂に入れ、無事の帰りを祈ったという。
風呂から伝わる母の愛は、
松陰の最後の一日を、きっと惜しみなく温めていた。
derekbruff
お風呂② 壇ふみ
女優の壇ふみは、
「風呂がないと、心が荒廃する」という。
彼女がオーストラリアに行った、ある夜のこと。
芯まで冷え切り、お湯につかりたいのに、
高さ二十センチのシャワータブしかない。
そこで彼女は、その二十センチにお湯をためて、浸かった。
刺身に醤油をつけるようにして、全身にお湯をなすりつけた。
湯に浸かる喜びを知らなければ、
そんな苦労も知らずに済んだろうに。
それでも壇ふみは、風呂の幸せについて、こう語る。
背をそらす。腕を伸ばす。
「ああ、いい気持ち」と、お腹の底から言ってみる。
今日の凝りが疲れが、ゆるゆるとお湯の中にとけてゆく。
bluespuit
お風呂③ 絵本「おふろだいすき」
お風呂嫌いの小さな我が子に、毎晩、ひと苦労。
そんなお父さんお母さんへ、おすすめしたいのが、
絵本「おふろだいすき」だ。
おふろが大好きな主人公の男の子、まこちゃんがおふろに入っていると、
突然、巨大なカメ、双子のペンギン、オットセイ…
いろんな動物がお風呂の中から登場する。
絵本から湯気が立ちのぼるような、
林明子さんのやわらかいイラストとともに、描きだされる空想の世界。
摩訶不思議な物語はどんどん広がっていくが、
最後は、あたたかいお母さんのタオルの中へ到着する。
子供はもちろん、大人だって、
お風呂に入りたくなる一冊だ。
風呂④ 日本初の女性銭湯絵師
日本に3人しかいない銭湯絵師の中で、
唯一の女性、田中みずき。
ある銭湯で富士山の絵を描き終わった彼女は、
オーナーから絵にサインするよう促される。
しかし、彼女は躊躇した。
「描きたいから描くのではなく、
銭湯の個性につながる空間を作るお手伝いとして描いています。
最終的には見ている人の絵になってほしいので、
自分の絵だとは思っていません。」
個性を出すのではなく、
求められるものに応えたいという職人魂。
日本人のこころを癒しているのは、
熱い湯けむりだけではないようだ。
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