贈り物① よさこい節
土佐の高知の
はりまや橋で
坊さん
かんざし買うを見た
高知県に伝わるよさこい節は、
江戸時代に起こった実話をもとにして、作られたと言われている。
竹林時のお坊さんであった純真は、
修行中の身でありながら、
お馬という女性と恋に落ちてしまう。
お坊さんであっても、恋い慕う気持ちはもちろん同じ。
お馬にあげるかんざしを、こっそりと買い求めた純真だったが、
街の人に目撃され、噂が立ってしまう。
駆け落ちを試みるも失敗し、
ついぞ、二人が添い遂げることはなかった。
純真の思いの丈のつまった一瞬は、
今も、民謡として歌い継がれている。