渋谷三紀 14年12月13日放送
ハインリヒ・ハイネの人生
詩人ハインリヒ・ハイネ。
ユダヤ人の子としてドイツに生まれたハイネは、
幼い頃から「自分はよそ者だ」と感じていた。
叔父に憧れて、実業家を目指したものの、
ビジネスに興味が持てず、隠れて詩を書いた。
母に勧められ、大学では法律を学ぶが、
文学と哲学に没頭してしまう。
27歳でキリスト教に改宗し、
34歳でパリに亡命。
今いる場所に留まれないのが、ハイネ。
胸を打つ愛の言葉は、詩人の自由と孤独から生まれた。
今日はハイネが生まれた日。