三島邦彦 14年12月28日放送
The_Old_Grey_Wolf
さようなら2014 ディディエ・ドログバ
その瞬間、テレビの前にいた誰もが、スタジアムの空気の変化を感じた。
2014年6月14日。
ワールドカップ日本対コートジボワール。
前半に日本が1点を先制して迎えた後半、ひとりの選手が途中出場した。
ディディエ・ドログバ。
かつて、テレビカメラに向かって語りかけたことがきっかけで、
激しかった内戦が停止したという伝説の男。
ドログバはその時のことをこう語る。
サッカーは宗教のようなもの。その影響力を母国の未来のために活用したまで。
母国では大統領以上の影響力を持つ
その男の背中に、
多くの人は神を見た。