佐藤延夫 15年1月3日放送
あの人のお正月 大槻玄沢
江戸時代の蘭学者、大槻玄沢。
彼の「玄沢」という名前は、尊敬する2人から一文字づつ貰っている。
医学の師匠、杉田玄白の「玄」と、
蘭学の先生、前野良沢の「沢」。
そして彼自身もまた蘭学の塾を開き、
多くの後継者を育てた。
大槻玄沢は、初めて西洋風の正月を祝った日本人と言われる。
寛政6年の11月11日。
この日は西暦1795年の1月1日にあたることから
オランダ正月と名付け、毎年ニューイヤーパーティーを開いた。
肖像画では難しい顔をしているが、
楽しいこともお好きだったようで。