森由里佳 15年3月29日放送
ロボット⑥ ロボットと労働
ロボティクスの進歩は、将来、人間の仕事を奪うのだろうか。
日本を代表するロボティクスベンチャーで活躍する松尾幾代は、
そんな通説を気持ちよく覆してくれそうだ。
彼女が開発を一手に担うのは、パワーローダー。
人が身に着けることで、人の何倍もの力を出すパワードスーツだ。
肉体労働の現場で働く男性をサポートするのが目的かと思いきや、
彼女が目指すのは、使い手を選ばないユニバーサルなものだという。
初めは、男性が使うことになるでしょう。
でもいずれは、そういった職場へ女性が進出するきっかけにしたい。
人間の仕事を奪うどころか、女性が活躍できる新たな可能性も拓く。
松尾幾代のロボティクスは、そんな未来を見せてくれる。