蛭田瑞穂 15年3月29日放送
ロボット⑦ ロボットと文学「アイザック・アシモフ」
SF作家アイザック・アシモフが提唱した「ロボット工学三原則」。
「人間への安全性」「命令への服従」「ロボット自身の自己防衛」
という3つの原則を示し、フランケンシュタインなど
初期のSFから繰り返されてきた「ロボットが創造主を破滅させる」
というプロットに意義を唱えた。
ナイフに柄がついているように、
人間がつくるものには何らかの安全装置がなければならない。
科学者でもあるアシモフはロボットのあるべき姿をそう規定した。
ロボットはやがてSFを超えて現実のものとなったが、
アシモフの提唱した「ロボット工学三原則」は
現実のロボット工学にも影響を与えているという。