Kikasz
気になるあの人 武田双雲
井上陽水ほど記憶から消すことが難しいアーティストはいない。
大河ドラマ『天地人』の題字などを手掛けた書道家・武田双雲は語る。
学生時代に陽水の『夢の中へ』を聴いて、
本当に夢の中へひきこまれるような声に衝撃を受けた。
双雲は、陽水に向けて書を贈ったことがある。
それは、あでやかの「艶」という字。
何千とある漢字の中で、もう、これしか思い浮かばなかったそうだ。
Kikasz
気になるあの人 武田双雲
井上陽水ほど記憶から消すことが難しいアーティストはいない。
大河ドラマ『天地人』の題字などを手掛けた書道家・武田双雲は語る。
学生時代に陽水の『夢の中へ』を聴いて、
本当に夢の中へひきこまれるような声に衝撃を受けた。
双雲は、陽水に向けて書を贈ったことがある。
それは、あでやかの「艶」という字。
何千とある漢字の中で、もう、これしか思い浮かばなかったそうだ。
microwalrus
気になるあの人 岡崎京子
いつも一人の女の子のことを書こうと思っている。
漫画家・岡崎京子の信条。
彼女はストーリーラインを考えるのではなく、
一人の女の子を想像することから描きはじめる。
その子の好きな花は何か。トラウマは何か。
許せるものと許せないものは何か。
想像の先に生まれた一人の女の子。
紙の上で動き出して、漫画になる。
気になるあの人/池谷裕二(いけがやゆうじ)
ある日、学術学会で発表の舞台に立ったとき。
会場の女性が全員美人に見えた。
脳科学者・池谷裕二の奇妙な経験。
人前での発表は緊張するから、
脳がそのドキドキを恋と勘違いしたらしい。
いわゆる、「吊り橋効果」というやつだ。
彼は思った。
脳ってホント、カワイイ。憎めないヤツ。
trialsanderrors
気になるあの人 フィシェ兄弟
19世紀のパリ。
小さな芝居小屋にかける劇の台本書きを
生業にしている兄弟がいた。
兄の名はマックス、弟の名はアレックス。
貧しさから抜け出すため、
その文才と暇な時間を活かし、恋文の代筆業を始めた。
恋文作家フィシェ兄弟。
彼らのもとには、
忙しい紳士、文才のない男たちからの依頼が
次々と舞い込み、一躍大もうけ。
やがてパリの一角には恋文の代筆業者が
軒を連ね、恋文横町と呼ばれた。
彼らは、数多くの依頼に素早く対応するため、
恋文の定型文を用意した。
たとえば、毎日手紙を求める女性たちに向けに作った、
曜日別の書き出しと結びの言葉の一覧表が残っている。
月曜の手紙の書き出しは、
うるわしの君よ
火曜の手紙の書き出しは、
小さな小さなお人形さん
パリの街を舞台に、
彼らが描く恋愛劇は、
来る日も来る日も繰り返された。
IbaGeo
気になるあの人/岡倉天心
岡倉天心。
ボストン美術館東洋部門部長をつとめるなど、
日本美術を世界に広める活動に生涯をかけた。
彼には、インドを訪れた時に知り合った女流詩人と
交わした30通を超える手紙が残っている。
これは、晩年の天心が送った手紙。
私は終日、浜辺に座し、逆巻く海を見つめています
いつの日か、海霧の中からあなたが立ちあがるかもしれないと思いながら。
天心がこの世を去った後も、
遠い海の向こうから、
天心の健康を案じる手紙が届き続けたという。
気になるあの人 鉄血宰相ビスマルク
その強烈な名前は、
歴史の教科書でも異彩を放つ。
鉄血宰相ビスマルク。
死後、彼が書いた多くの手紙が発見された。
これはその中の一節。
それにしても私をこの手紙と同封させるか、
郵便袋のなかの郵送物として一緒に飛んで行けるといいんだがね。
教科書に載っていない鉄血宰相の素顔。
それはユーモアあふれるロマンチストだったのかもしれない。
じろさん、生まれたての小鹿のように
つかまり立ちをしたり、しなかったりしております。
写真を撮ろうとすると座ってスマイルしてくれます。
それは求めてないのに。
そして相変わらずのずりばい。
ハイハイになりません…。
ナン語はだいぶ話すようになりました。
「まんまんま、ま、ま」
「ぱ、ぱ、ぱ~ぱ~ぱ~」
みたいな。
ここで多くのパパママが
「今、ママって言った!!天才か!!」とか
「初めての言葉は“パパ”だ!!ひゃっほう!!」とか
勝手に盛り上がって翻弄されるわけです。
なんらかを伝えようとする気持ちの発露なので
判断の難しいところですが、
わが家では生理現象というか、
まあ、ナン語だなーということで
無駄に喜ばないことにしています。
そうしないと両親祖父母間での争いに
発展しますから。
いわゆる、『この子の最初の言葉は私だ問題』です。
長いですね。
略して…、いや、うまく略せないからいいか。
ちなみに、寝がえりも勝手にマスターした実績を持つ
次男のじろさん、
長男に比べて手がかかりません。
昼寝の際、すーさん(長男)はベビーカーで転がすか
抱っこでおっぱいを飲ませるかしないと
眠れなかった王子さまでしたが。
じろさんは、な、なんと、
ひとりで勝手に遊んでひとりで勝手に行き倒れるのです。
ラク!!
大抵、おにいちゃんの本棚を漁り疲れて
行き倒れるパターンですが、
たまに洗面所の引き出しからタオルを全部出して
燃え尽きたり、
キッチンの床に調味料やじゃがいもを散乱させながら
寝ているパターンも。
うーむ、アクティブ!!
長男には無い何かを、次男は明らかに備えています。
というか私、じろさんを放牧しすぎでしょうか。
創造のジンクス①「ウルフの裸」
トマス・ウルフは焦っていた。
初の長編小説「天使よ故郷を見よ」を
書いた情熱がどうしても取り戻せない。
その夜もまた彼は
インスピレーションを得られぬまま
服を脱ぎベッドへ向かった。
しかし裸で窓の前に立った瞬間、
書くことへの情熱がみるみる溢れてきた。
以来、創作で行き詰まるたび、
彼はこの方法で執筆意欲を高めた。
背が2mあり、冷蔵庫を机代わりにするほど
身体的に発達していたウルフ。
自らの肉体美を愛でることで、
内なる野生を呼び覚ましていたのだろうか。
創造のジンクス②「ベートーヴェンの手洗い」
ベートーヴェンは一日に何度も手を洗った。
洗面台の前に立ち、大声で音階を唱え、
鼻歌を歌いながら水差しで手に水をかけた。
それから目をギョロギョロさせて部屋中を歩き回り、
何かメモしたかと思うと再び洗面台の前へ。
手洗いは彼に取って大切な瞑想の時間だった。
しかし大量の水漏れに怒った大家が
しょっちゅう怒鳴り込んで来た。
二人が罵り合う間に一体どれだけの名曲が
床に吸い込まれてしまったことだろう。
創造のジンクス③「ハイスミスのカタツムリ」
「太陽がいっぱい」の作者
パトリシア・ハイスミスの家は、
カタツムリでいっぱいだった。
カタツムリを見るとなぜか落ち着くの
彼女はカタツムリを300匹も飼い、
100匹を巨大なハンドバッグに入れて
パーティのお供に連れて来た。
その後フランスに引っ越したときは、
カタツムリの持ち込みが禁止されていたため、
胸の下に10匹ずつ隠して国境を何往復もしたと言う。
Copyright ©2009 Vision All Rights Reserved.