森由里佳 15年4月12日放送
KYR
花とことば④ 日本と椿
花言葉は、世界共通ではない。
国ごとに、ニュアンスや意味が変わってくる。
はからずも、お国柄がよく表れた花がある。
端正な咲き姿から、
日本のバラともいわれる椿。
「木」に「春」と書いてツバキと読むその花は、
まさしく春の季語としても古くから親しまれている。
そんな椿の西洋での花言葉は、
「敬愛」「完全」「完璧」。
いっぽう、日本では、
「控え目な優しさ」「誇り」。
香り高い花が多く咲く春に、
つよい香りを放つことなく、静かに咲く椿。
きちんと整列したその花弁は、幾何学美すら感じさせる。
日本のこころは、
この地に咲く花々にも根付いているのかもしれない。