松岡康 15年4月19日放送
Igor523
伝書鳩の未来
4月19日、今日は飼育の日。
かつて手紙や薬を伝達するために飼育された伝書鳩。
人と伝書鳩との歴史は古く
紀元前約5000年のシュメールの粘土板にも
その記述があるという。
マリー・アントワネットは
獄中から一羽の鳩に希望を託し、外部の王党派と
連絡を取り合っていたとも言われている。
鳩の優れた認知能力と学習能力が
近年、科学的に明らかになりつつある。
児童が描く「上手な絵」と「下手な絵」を
「区別」させる訓練を行い、鳩がその「区別」を
学習できることが実験により確かめられたのだ。
役割を終えたかと思われた伝書鳩。
近い未来、別のかたちで活躍する鳩を
見られる日が来るかもしれない。