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「足をつくる人」臼井二美男① 臼井二美男
「足」を蘇らせる職人
臼井二美男 (うすいふみお)。
義足は、
フルオーダーメイドではない。
複数の既存パーツを組み合わせて、
関節や骨など、曲線的な人体をつくっていく。
そこに、義足づくりのむずかしさがある。
設計は完璧でも、痛くて歩けない。
膝が曲がってくれず、転んでしまう。
そんなことがよく起きるのだ。
しかし、臼井の手にかかれば、
まさに自分の「足」ができあがる。
その秘密は、想像力にある。
身体の癖。職業。
短気なのか、おとなしいのか。
会話をしながら、その人のすべてを想像しつくっていくのだ。
臼井の理想とする義足。
それは、血の通うような義足だ。