松岡康 15年5月31日放送

150531-08
663highland
写真的建築

明日6月1日は、写真の日。

砂丘の中に人をオブジェの様に置く構図で知られる写真家、植田正治(うえだしょうじ)。
前衛的な演出写真は「植田調」として世界でも知られている。

そんな彼の作品を収める写真美術館が、
鳥取県大山のふもとにひっそりと建っている。

実はこの建築、植田の代表作「少女四態」をモチーフに設計された。

コンクリート打ちっぱなしの四角い展示室が4つあり、
それらが微妙に異なる間隔で並んでいる。

展示室から展示室へと移動する途中、
巨大な2枚の壁の間から雄大な大山を望むことができる。

コンクリートで切り取られた風景は
まるでフレームに収まる写真の様だ。

風景を切り取るという意味で、
建築と写真は、よく似ている。

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