坂本弥光 15年7月12日放送
チョコレート② ジョセフ・フライ
チョコレートを誕生させた、4つの革命。
その2つめはイギリスで起こった。
1847年まで、チョコレートは飲みものとされていた。
なぜなら、当時の製法でつくられたチョコレートは
とても砕けやすく、固めることができなかったからだ。
しかし、イギリスのジョセフ・フライがその歴史を変える。
ココアの粉末とココアバターを分離して混ぜ合わせ、
ペースト状にして、簡単にバーの形にできるようにした。
この技術によってチョコレートを成形することが可能になったのだ。
2年後、ジョセフは『おいしい食べるチョコレート』という名の板チョコを発売。
これが現在の板チョコのはじまりとなった。
そんなジョセフのチョコレートは
いま、キャドバリーと看板を変え、
全世界で40種類以上のチョコバーを売る人気ブランドとなった。