蛭田瑞穂 15年7月19日放送
こども① 宮﨑駿
宮崎駿が初めて読んだ活字の本は
アンデルセンの『人魚姫』だったと言う。
以来宮崎は多くの児童文学に親しんできた。
大学時代は児童文学研究会に所属し、
アニメーションスタジオに入社してからも
会社の本棚にある少年文庫を
片っ端から読みふけった。
児童文学の魅力を宮崎駿はこう述べる。
児童文学というのは(中略)
「生まれてきてよかったんだ」というものなんです。
生きててよかったんだ、生きていいんだ、というふうなことを、
子どもたちにエールとして送ろうというのが、
児童文学が生まれた基本的なきっかけだと思います。