佐藤理人 15年7月26日放送
kaniths
あの人の歌詞 安藤裕子
安藤裕子は自分の歌詞を読み返さない。
彼女にとって歌詞は文字ではなく音。
歌われて初めて意味をもつ。
「好き」と書かなくても、曲の中に
「好き」を溢れさせることはできる
小説でも詩でもない。
曲に乗って歌われる歌詞だけの可能性。
それはリズム。
楽しいとき、苦しいとき。
すべての感情にはリズムがある。
自分のリズムに逆らわず身を任せれば、
言葉は曲とともに自然とわき上がってくるのだそうだ。
心と体の状態を「バイオリズム」と呼ぶのは、
きっと偶然じゃない。