飯國なつき 15年8月2日放送
Dakiny
夏を感じる⑧ 綾部和
2000年に発売された、
大ヒットシミュレーションゲーム
『ぼくのなつやすみ』。
せみの声、虫取り、川のせせらぎ…
ゲーム内の環境音は、すべて実際の現場で収録。
森での収録では、蝶の羽ばたく音すら聞こえる、無音の世界が広がったという。
開発者の綾部和は、ゲームのコンセプトについてこう語る。
特定の夏休みではなく、
いろいろな人が経験したであろう
日本の平均的な夏休みを目指して作りました。
ですが、『ぼくのなつやすみ』の場合、
夏休みの後半になると、
郷愁というか寂しい雰囲気が出てくるんですよね。
徹底的に再現された懐かしさと、ほんの少し、寂しさのスパイス。
100万人以上のおとなたちが、ゲームを通じて、
こども時代の夏休みにひたった。