藤本宗将 15年8月22日放送

150822-01

あるオタクの話 徳川家康

平均寿命が40歳にも満たなかった戦国時代。
75歳という長寿を得た「健康オタク」がいた。
江戸幕府をひらいた徳川家康だ。

彼は将軍になっても贅沢な食事を好まなかった。
主食は麦飯。季節はずれのものや冷たいものは避けるなど、
食生活の管理は徹底していた。
もちろん体を動かすことも忘れない。
足腰を鍛えられる鷹狩りを好み、野山を駆け巡った。
さらにはオタクが高じて薬の研究にも没頭。
自ら薬草を育て、薬の調合までするほどだった。

幼い頃から人質に取られ、戦場でも幾度となく命の危険を味わった家康。
生き抜くことへの執念は誰より強かったのだろう。彼はこう言っている。

「長命こそ勝ち残りの源である」

最後に天下を取ったのは、最強のオタクだった。

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