厚焼玉子 15年9月26日放送
宇宙月間4 最終章
北欧神話の終末ラグナロクはこんな風に描かれる。
神々は巨人族に敗れ、太陽も月も怪物に呑まれる。
炎は世界を焼き尽くし、世界は沈む。
しかし再び大地は蘇り、新しい神々とともに
太陽の娘が空に輝く。
多くの神話には滅亡のストーリーがある。
そして復活のストーリーも。
現代の宇宙論による終末のシナリオは
ダークエネルギーの存在が鍵になるらしい。
重力に反発するそのエネルギーの量によって
宇宙は静かに凍りついた終末を迎えるか
すべての星が引き裂かれて終わるかというシナリオだ。
そしてまた、
新しい宇宙が生まれる可能性も考えられている。
我々の、いまの宇宙が生まれたように。
9月は宇宙の月