トンネルを構想した男
今日、3月13日は
青函トンネル開通記念日。
青函連絡船が運行を開始した明治41年に
石川県で生まれた桑原弥寿雄(くわはらやすお)。
初めて青函トンネルを構想した男である。
鉄道マンだった桑原は戦前、
津軽海峡だけでなく、
日本と大陸をトンネルでつなぎ、
ヨーロッパまで鉄道を走らせるという
壮大な夢を見た。
戦争で夢は潰えるが、
心の炎は消えなかった。
バラバラになった日本をつなぐため
桑原は再び、青函トンネルを発案する。
完成を待たずに世を去った桑原。
しかしその思いが、トンネルをうがつ
エネルギーになったことは間違いない。