sjrankin
祝電
今日、3月13日は
青函トンネル開通記念日。
「海峡」は、
この青函トンネル建設の物語を描いた映画である。
高倉健、吉永小百合ら、スターが総出演する中、
総号令、岸田源助を演じたのが名優、森繁久弥。
彼は、青函トンネルが開通したとき、
こんな祝電を送っている。
「世紀の青函に風が通る。誰がなんと言おうと
この大事業に万歳を送る。讃えるべし、
人間の小さき力をもって、この大事業を
なしえたことを。遥か東京の空から盃をあげる。乾杯!」
「無用の長物」と罵られることもあった
当時の社会情勢の中、
森繁の力強い言葉は、トンネルマンたちの心の中を
爽やかな風となって吹き抜けたに違いない。