2016 年 3 月 のアーカイブ

佐藤延夫 16年3月5日放送

160305-04

相場師の人生 福沢桃介

事業経営に一番必要なものは、執着である。
反対に、株式相場で執着は禁物。
いつでも見切りよく転換することを心掛け、
一度に全部すくいとることをしてはいけない。

これは相場師、福沢桃介が唱えた、
株式投資で成功する秘訣だそうだ。
実際に、ある会社の株を買い占め、
大暴落する前に売り抜けている。
おそらく運も味方したのだろうが、
見切りの決断が見事だった。
日露戦争後の一時期だけで、
350万の利益を得たという噂も残っている。
当時なら億万長者になれる金額だ。

残念ながら、義理の父、福沢諭吉は
株式や投資など、相場全般が嫌いだったという。

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佐藤延夫 16年3月5日放送

160305-05
相場師の人生 福沢桃介

相場師、福沢桃介は、事業に目覚める。
目をつけたのは水力発電だった。
無尽蔵の資源、水を使ったビジネスというのが
いかにも彼らしい。
電気事業で業績をあげ、電力王と呼ばれるようになった。
ちなみに、福沢桃介が日本で最初に始めたことはあまりに多い。
電力の送電。
ダム式発電所の開発。
外国船のチャーター。
また、学生で一番最初に洋服を着た人物、とも言われている。
生き方そのものが、破天荒だった。

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