佐藤日登美 16年4月10日放送
Wendy Copley
ひらく 嫌がらせ弁当
お弁当箱をひらくときのワクワク感。
そんなお弁当を、嫌がらせに変えた母がいる。
八丈島に住むシングルマザーのkaoriさんは
高校生の娘に持たせるお弁当を「嫌がらせ弁当」と名付け
ユニークなキャラ弁を作り続けた。
蓋を開けると母から娘へのメッセージ。
「大きな声で返事しろ!」と叱ったり
「随時受付中」と母の日のプレゼントを要求したり、
「夢を叶えろ!」と受験を励ましたり。
そんなお弁当を、毎日学校に持っていった娘は話す。
「卒業して『キャラ弁』がなくなるのは嬉しいですが、
『お弁当』がなくなってしまうのは悲しい気もします」
母の嫌がらせ弁当を、
娘は一度も残さなかった。